この記事では、福岡県と佐賀県の中高一貫校を一覧形式で紹介し(2026年5月1日時点)、そのあとに、中高一貫校のメリットとデメリットについて考えます。

福岡県の中高一貫校(全28校)
【私立】
| 中学校名 | 一貫校の高等学校名(併設/同一法人) | 所在地住所(中学校) |
| 大牟田中学校 | 大牟田高等学校 | 大牟田市大字田隈436-1 |
| 折尾愛真中学校 | 折尾愛真高等学校 | 北九州市八幡西区堀川町12-10 |
| 九州国際大学付属中学校 | 九州国際大学付属高等学校 | 北九州市八幡東区枝光5-9-1 |
| 久留米信愛中学校 | 久留米信愛高等学校 | 久留米市御井町2278-1 |
| 久留米大学附設中学校 | 久留米大学附設高等学校 | 久留米市野中町20-2 |
| 敬愛中学校 | 敬愛高等学校 | 北九州市門司区別院6-1 |
| 筑紫女学園中学校 | 筑紫女学園高等学校 | 福岡市中央区警固2-8-1 |
| 筑陽学園中学校 | 筑陽学園高等学校 | 太宰府市朱雀5-6-1 |
| 西南学院中学校 | 西南学院高等学校 | 福岡市早良区百道浜1-1-1 |
| 西南女学院中学校 | 西南女学院高等学校 | 北九州市小倉北区上到津1-10-1 |
| 中村学園中学校 | 中村学園高等学校 | 福岡市城南区鳥飼7-10-38 |
| 照曜館中学校 | 東筑紫学園高等学校 | 北九州市小倉北区清水4-10-1 |
| 東福岡自彊館中学校 | 東福岡高等学校 | 福岡市博多区東比恵2-24-1 |
| 福岡大学附属大濠中学校 | 福岡大学附属大濠高等学校 | 福岡市中央区六本松1-12-1 |
| 隆徳館中学校 | 沖学園高等学校 | 福岡市博多区竹下2-1-33 |
| 福岡女学院中学校 | 福岡女学院高等学校 | 福岡市南区曰佐3-42-1 |
| 福岡雙葉(ふたば)中学校 | 福岡雙葉高等学校 | 福岡市中央区御所ヶ谷7-1 |
| 福岡舞鶴誠和中学校 | 福岡舞鶴高等学校 | 福岡市西区徳永1110-2 |
| 明光学園中学校 | 明光学園高等学校 | 大牟田市倉永170 |
| 明治学園中学校 | 明治学園高等学校 | 北九州市戸畑区仙水町5-1 |
| 八女学院中学校 | 八女学院高等学校 | 八女市本村425 |
| 上智福岡中学校 | 上智福岡高等学校 | 福岡市中央区輝国1-10-10 |
| リンデンホールスクール中高学部 | (同一校)リンデンホールスクール中高学部 | 筑紫野市二日市北3-10-1 |
【公立】
| 中学校名 | 一貫校の高等学校名(併設/同一法人) | 所在地住所(中学校) |
| 福岡県立育徳館中学校 | 福岡県立育徳館高等学校 | 京都郡みやこ町豊津973 |
| 福岡県立門司学園中学校 | 福岡県立門司学園高等学校 | 北九州市門司区大字猿喰1462-2 |
| 福岡県立嘉穂高等学校附属中学校 | 福岡県立嘉穂高等学校 | 飯塚市潤野8-12 |
| 福岡県立宗像中学校 | 福岡県立宗像高等学校 | 宗像市東郷6-7-1 |
| 福岡県立輝翔館中等教育学校 | (中等教育学校のため高校名は同一:後期課程) | 八女市黒木町桑原10-2 |
佐賀県の中高一貫校(全10校)
【私立】
| 中学校名 | 一貫校の高等学校名(併設/同一法人) | 所在地住所(中学校) |
| 弘学館中学校 | 弘学館高等学校 | 佐賀市金立町金立1544-1 |
| 成穎中学校 | 佐賀学園高等学校 | 佐賀市駅前中央2丁目9-10 |
| 佐賀清和中学校 | 佐賀清和高等学校 | 佐賀市兵庫北2丁目14番1号 |
| 東明館中学校 | 東明館高等学校 | 三養基郡基山町宮浦683 |
| 龍谷中学校 | 龍谷高等学校 | 佐賀市水ヶ江3丁目1-25 |
| 早稲田佐賀中学校 | 早稲田佐賀高等学校 | 唐津市東城内7-1 |
【公立】
| 中学校名 | 一貫校の高等学校名(併設/同一法人) | 所在地住所(中学校) |
| 佐賀県立唐津東中学校 | 佐賀県立唐津東高等学校 | 唐津市鏡新開1 |
| 佐賀県立香楠中学校 | 佐賀県立鳥栖高等学校 | 鳥栖市古野町600-1 |
| 佐賀県立武雄青陵中学校 | 佐賀県立武雄高等学校 | 武雄市武雄町永島13233-2 |
| 佐賀県立致遠館中学校 | 佐賀県立致遠館高等学校 | 佐賀市兵庫北4丁目1番1号 |
中高一貫校のメリットとデメリット
【メリット】
・6年間の一貫教育
高校受験がないため、中学3年生で受験勉強に追われることなく、ゆとりを持って学習に取り組めます。
これにより、大学受験に向けて長期的な観点から学習計画を立てることができ、先取り学習も可能です。
特に理科や数学などでは、高校内容を早めに学ぶことで、大学受験に有利になる場合があります。
・落ち着いた環境
6年間同じ校舎で、慣れ親しんだ友人たちと過ごせるため、環境の変化によるストレスが少なく、安心して学業や得意なことに打ち込めます。
先生の異動が少ない私立校では、長期にわたって子供の成長を見守ってもらえるという利点もあります。
・学力レベルの近い仲間
中学入試を突破した生徒たちが集まるため、学力レベルが近い仲間と切磋琢磨しながら学習できる環境が整っています。
これにより、難度やスピードも自分の学習進度に合わせて、充実した授業を受けることが期待できます。
・特色あるカリキュラム
各学校が独自の教育理念に基づいたカリキュラムを設定しており、探究活動や国際教育、進学指導など、多様なプログラムを提供しています。
特に私立校では、建学の精神を反映した自由度の高い教育が行われることが多いです。
大学附属の学校であれば、系列大学への推薦制度がある場合もあります。
・学費の優遇(公立の場合)
公立中高一貫校は、私立に比べて学費が安く抑えられる点が大きなメリットです。
中学校の3年間は義務教育のため授業料がほぼかからず、高校進学後も私立より費用負担が軽減される傾向にあります。
【デメリット】
・中だるみのリスク
高校受験がないことによって、学習に対するモチベーションが低下し、「中だるみ」に陥ってしまう可能性があります。
特に、授業のレベルが高い学校では、一度つまずくと学力差が広がり、学習意欲を保ちにくくなることも考えられます。
・環境を変えにくい
6年間同じ学校に通うため、途中で学校生活が合わなくなった場合に、環境を変えることが難しい場合があります。
また、高校段階で別の学校に進みたいと思っても、進学先に制約が生じることもあります。
・費用負担(私立の場合)
私立中高一貫校の場合、入学金や授業料、施設費などが高額になる傾向があります。
今後の大学進学費用なども含めて、経済的な負担が大きくなる可能性があります。
・倍率の高さ
公立中高一貫校は、その人気から倍率が非常に高く、合格が難しい場合があります。
特に公立では一人一校しか受検できないため、競争が厳しくなります。
ただし最近では、倍率が低下傾向にあるようです。
まとめ:なぜ中高一貫校を選ぶか
2026年の東大合格者数の高校別トップ10は、以下の通りです。
| 順位 | 高校名 | 所在地 | 区分 |
| 1位 | 開成高等学校 | 東京都荒川区 | 私立・男子校 中高一貫校 |
| 2位 | 灘高等学校 | 兵庫県神戸市 | 私立・男子校 中高一貫校 |
| 3位 | 聖光学院高等学校 | 神奈川県横浜市 | 私立・男子校 中高一貫校 |
| 4位 | 渋谷教育学園幕張高等学校 | 千葉県千葉市 | 私立・共学 中高一貫校 |
| 5位 | 麻布高等学校 | 東京都港区 | 私立・男子校 中高一貫校 |
| 6位 | 西大和学園高等学校 | 奈良県北葛城郡 | 私立・共学 中高一貫校 |
| 7位 | 東京都立日比谷高等学校 | 東京都千代田区 | 公立・共学 中高一貫ではない |
| 8位 | 桜蔭高等学校 | 東京都文京区 | 私立・女子校 中高一貫校 |
| 9位 | 栄光学園高等学校 | 神奈川県鎌倉市 | 私立・男子校 中高一貫校 |
| 10位 | 海城高等学校 | 東京都新宿区 | 私立・男子校 中高一貫校 |
【参照元】
【合格数順】2026年 東京大学 合格者 高校別ランキング | インターエデュ‐受験と教育の情報サイト
東京大学 | 大学合格者 高校別ランキング | 大学通信オンライン
年によって順位の変動はあるものの、東京都立日比谷高校を除いて、ここ数年間私立の中高一貫校が上位を占めています。
これは上に述べたように、大学進学に照準を合わせた6年間の計画的な一貫教育とカリキュラムが、難関大学進学に対して効果がある証拠です。
現在の私立の中高一貫教育が、難関校突破については大きなアドバンテージになっていることが明らかです。
このように、高い進学率によって充実した教育内容に対する信頼感と校風に対する安心感を保護者に与え、多少のデメリットはあるにせよ、中高一貫校が選ばれる要因となっているのでしょう。
それではまた。